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〜「理想の老後」はいまから基礎づくり〜

風邪を早く治すためにできること〜食事法・入浴法など〜

1月に入って一気に寒さが増してきたわね。インフルエンザも1月がピークというし、体調管理には気を遣っていきたいところよね。ということで今日は風邪をひいた時に早く治す方法について調べてみたわ。

冬はウイルスにとって天国

「風邪」とは

風邪は鼻や喉といった上気道の急性炎症の総称を指す。

最も一般的な呼吸器疾患であり、原因のほとんどがウイルス感染である。

ウイルスは粘膜から感染し炎症を起こすため、くしゃみや鼻水、鼻づまり、喉の痛み、咳やたん、発熱などの症状を引き起こす。

冬はウイルスが空気にとどまりやすい

冬の寒さや乾燥はウイルスにとって絶好の環境。

ウイルス自身の感染力が強くなるだけでなく、空気が乾燥するためウイルスが空気中にとどまりやすい。

免疫低下

逆に人間の体は体温が低下することで代謝活動が低下、本来ウイルスに対抗するための免疫力が下がってしまう(体温が1℃下がるだけで免疫力は30%低下すると言われている)。

水分不足

冬は夏に比べて水分をとる量が少ないので、喉や気管支の粘膜が乾燥し、ウイルスの侵入を防いでいる粘膜が痛み易くなる。

風邪かな?!と思ったら

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風邪のひき始めには「くしゃみ・鼻水・喉の痛み・喉の違和感・寒気・頭痛」など代表的なサインが出る。

風邪の初期症状を感じたら早い段階で対処することが大切。4つのポイントをまとめてみた。

十分な睡眠を取ること

8時間以上の睡眠を目安に、体を暖かくしていつもより多めに寝ること。十分な睡眠は免疫力アップにつながる。

体を温めて安静にすること

人の体は体温が下がると免疫力が低下する。代謝も低下し、老廃物の排出もスムーズに行われなくなる。風邪をひいたときは体を暖かくして安静にすること。

栄養のある食べ物を食べること

栄養価が高く、かつ消化に良い食べやすいものを食べることが風邪を早く治すのに有効である。

お粥

弱った内臓に負担をかけずに「水分」「エネルギー」「あたたかさ」の3つを兼ね備えた食事は「お粥」である。

消化がよく胃腸に負担がかからず、熱が出ているときには喉が腫れて固形物を飲み込みが難しいときにも食べやすいので、風邪をひいた時の食事には最適である。
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りんご

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「りんごが赤くなれば医者が青くなる」ということわざがあるほど、りんごは栄養価が高く、しかも風邪の症状には絶好の食べ物と言える。

ちょっとした工夫 

りんごはすりおろすことで消化吸収が良くなり食べやすくなる。

すりおろしたあと、軽く温めると甘みが増し体も温めてくれる。

風邪にりんごが良いワケ

カリウムが利尿作用を促し体内の水分バランスを整えてくれる

ペクチンなどの食物繊維が粘膜を保護してくれる

・リンゴ酸、クエン酸には疲労回復、食欲増進効果がある

・りんごには「体を温める作用」がある

 

体調が悪く料理を作ることができない場合には、手軽にカットフルーツやヨーグルト、ゼリー、プリンなどでビタミンや栄養分を摂取するのに役立つ。

水分補給

発熱状態は水分が体内から出てしまい脱水状態になり易くなる。症状が悪化しないようにこまめに水分補給をすること。経口補水液やスポーツドリンクは、水よりも体に吸収されやすいので、効率よく水分補給やミネラルの補給ができる。

風邪症状は通常1週間以内で自然治癒するみたいだけど、中にはより重い疾患につながることもあるそうよ。1週間すぎても症状が治らない場合や悪化する場合には医療機関を受診した方が良さそうね。

お風呂の入り方

昔は風邪の時は入浴を控えるのが一般的だったが、近年は入浴方法に注意しておけばむしろ推奨される。

入浴のポイント

お湯の温度は40℃以下に

高い温度での入浴は体力の消耗を招き、めまいや立ちくらみを起こす恐れもある。

湯冷めしないように

入浴後に湯冷めしてはかえって症状が悪化してしまう。

体が冷えないようにし、髪も素早く乾かすこと。

水分補給を行う

入浴後は水分が失われているので、早めの補給を。冷たいものよりも白湯が良い。

入浴のメリット

・体を温めることで免疫力がアップし抗ウイルス作用高まる。

 ・代謝が良くなり鼻水症状が緩和される

・垢や皮脂が除去され新陳代謝が促される

入浴を控える症状

・38℃以上の発熱がある

・ひどい悪寒や倦怠感がある

・ひどい嘔吐、下痢症状がある

・ひどい頭痛やめまいがある

 

風邪薬の選び方

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風邪の原因の9割以上は風邪ウイルスが原因。しかし現在風邪ウイルスに効果がある薬は開発されていない。風邪薬の目的は風邪を治すことにあらず、症状を緩和することにある。風邪薬は様々な症状に効くよう、様々な成分を組み合わせている。風邪薬それぞれに得意な症状、不得意な症状がある。

<熱・頭痛>発熱・頭痛にはアセトアミノフェンイブプロフェン、ロキソプロフェンといった解熱鎮痛成分入りの風邪薬を選ぶこと。

主な商品

 ・ロキソニンS(ロキソプロフェン)

 ・イブA錠EX(イブプロフェン

 ・タイレノールアセトアミノフェン)など

<鼻水・鼻づまり・くしゃみ>透明または黄色みがかった鼻水の場合には抗ヒスタミン成分入りの製品が適している。抗ヒスタミン薬には第1世代と第2世代がある。それぞれ効き目や副作用に違いがある為、違いを理解しながら選ぶとよい。

  第1世代:クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ヒドロキシジンバモ酸塩など。速効性に優れているが、副作用として喉の乾きや眠気が起きやすい。服用後の車の運転や機械の運転も禁止されている。就寝前に服用することをすすめる。

  第2世代:ベポタスチンベシル酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩など。第一世代に比べて副作用は少ないが効き目が表れるまでに時間がかかる。症状が比較的軽いうちに服用することをすすめる。

緑がかった黄色の鼻水は副鼻腔炎などの細菌感染を起こしている可能性がある。耳鼻科受診をすること。


<咳・痰>鎮咳成分が含まれているものを選ぶこと。ただし、数週間に渡って症状が続く場合には喘息や肺炎の可能性がある為、異医療機関を受診すること。

主な商品

コンタック咳止め(デキストロメトルファン

 ・パブロンS咳止め(ノスカピン

 ・パブロンゴールドA(ジヒドロコデイン

<喉の痛み>炎症を抑えるリゾチーム塩酸塩やトラネキサム酸が配合されている製品が適している。ただし、卵白アレルギーのある人は、リゾチーム塩酸塩は使用しないこと。(卵白から製造されている為)

主な商品

 ・新ルルゴールド(リゾチーム塩酸塩)

 ・ベンザブロック咳止め錠(トラネキサム酸)

 

自分の症状にあった市販薬を選ぶことが大切よ。