家計の固定費を見直したい!光熱費を節約するために知っておくべき13の節約術
最近の年金不安で若い世代の老後資金への関心が高くなっている。なんとか収支を安定させるため、あれやこれやと節約を試すものの、そう上手くはいかない。ストレスだけが見事に貯まっていくもの。
「カネをうまく貯めるにはどうしたらいいのか。」かなり多くの人はこの問題を常日頃考えているはずだ、私もあなたも。
今回は「使える光熱費の節約術」に絞ってまとめてみた。
まず節約の前にやるべきこと
貯蓄額の目標を明確にする
具体的にいくら貯めるか
貯金を目標に定めるに当たって最初に行うことは、「具体的な金額をいつまでに貯めるか」を明確に決めること。
例えば「1年で100万円貯める!」という具合だ。次に、それが現実的に可能なものかどうかを計算してみる。
仮に1年で100万円であれば、1ヶ月で8万3333円ということになる。
家計簿を使って分析
各家庭の収支バランスでこの額は変わってくるだろう。その為に現在の家計支出がいくらあるのかを把握しなければならない。
「家計簿」である。家計簿をつけることで支出が見える化し、どの支出に「節約のメス」を入れれば良いか分析ができる。
スマホアプリも上手に使う
ただ、デメリットとしては「めんどくさい」。最近では、購入レシートをスマホで撮影するだけで金額を読み取る家計簿アプリもあり、以前よりも手軽に家計簿をつけることは可能だ。
光熱費を節約する
お風呂で節約
★シャワーヘッドを節水タイプに
水道代だけでなくガス代の節約にもなる
既存のものから節水用にかえるだけで30〜60%程度使用量減少が見込める。水道代はもちろん、ガス代も節約でき節約効果は大きい。
目的・用途に応じてヘッドを選ぶ
交換方法はいたって簡単で、基本的には付け替えるだけだ。
節約シャワーヘッドといってもそれぞれに様々な特徴がある為、自分の用途や目的にあったものを選ぶと良い。
★シャワーの使用時間を短く
15分で浴槽1杯分?!
シャワーは実は、かなりの水量だ。15分使用すると大体浴槽1杯分の水量となり、1分の使用でペットボトル5本分になるらしい。
無駄に使わない
使わない時はこまめにシャワーを止めて、お湯が出始める前の水も捨てずに浴槽に入れるようにする
★設定温度を低くする
シャワーの温度を1℃下げると1年間で約3,500円の節約になると言われている。冬はともかく、夏は可能な範囲で設定温度を抑えると節約につながる。
★浴槽の保温
蓋はこまめに閉める
なるべく湯船の温度が下がらないようにする。入らない時はこまめに浴槽の蓋は閉めることだ。
保温シートがオススメ
浴槽の蓋についても、保温効果が高いものに変えると年間2,000円程度の節約になると言われているが、モノ自体が数千円するので元が取れるまでしばらくかかってしまう。浴槽の保温シートについては数百円で購入でき保温効果も非常に高い。これは節約アイテムとして必須だ。
冷蔵庫で節約
★温度設定を変える
季節ごとに温度を変える
冷蔵庫の温度設定は季節ごとに変えると良い。夏は中〜強、冬は弱〜中程度を目安に。
年間で1600円の節約に
環境省の報告によれば設定温度を強→弱に変更すると年間で61.7kWh節約できるらしい。1kWhの料金を26.48円で計算すると1年間で約1,633円の節約になる。
★庫内を整理整頓
冷蔵庫のモノを最小限にすることで3つの節約効果が見込める
ある程度モノの場所を決めておくと良い。そして壁側に沿って「コの字」に収納しておけば、取り出しやすく、新たにモノも入れやすい為使い勝手が良くなる。
冷蔵庫は「食材の一時置き場」と考えて!
★冷凍庫は隙間なく!
冷蔵とは逆で、冷凍庫は隙間がない方が冷却効率が高まる。
・庫内の冷凍物がそのまま保冷効果を発揮する
・外気との温度差が大きい為なるべく外気を入れない方がいい
使わなくなった保冷剤は捨てずに冷凍庫の隙間埋めに利用すること。
エアコンで節約
エアコンが全消費電力に占める割合は非常に高い。夏であれば全体の60%をエアコン占めると言われている。この消費電力を抑えられるかどうかで、光熱費が大きく変わってくるといって過言ではない。
★設定温度を見直す
設定温度を1℃変えるだけで10〜13%程度消費電力が変わってくる。
環境省が提唱するのは「夏:室温28℃ 冬:室温20℃」
★風量を見直す
風量を弱めるのは逆効果
節電のためにエアコンの風量を弱めるのは逆効果だ。実はエアコンの消費電力のほとんどは「温度調整」に使われていて、風量の強弱に関する電力はそれほどかかっていない。
自動運転モードに任せる
最初から弱で運転するとかえって設定温度に届くまでに多くの電力を消費してしまうことになる。エアコンの自動設定モードで運転するのが最も効率的だ。
★扇風機を上手に併用
夏:朝・晩であれば、窓を開けて窓辺に扇風機を置けば、外の涼しい空気だけでエアコンなしで十分過ごせる。
冬:暖めた空気は軽くなるため天井にたまってしまい足元が寒くなる。扇風機を上向きにし、暖めた空気を部屋全体に行き渡るようにすると暖房効果が高まる。
★ON/OFFの使い分け
あえて消さない方が良い時
不必要な使用は避けることはもちろんだが、「あえて消さなくて良い」という場合を覚えておくとよい。エアコン機器は電源をONにすると、そこから10分間は「フル稼働」で設定温度を目指す機器だ。
1時間の外出ならつけっぱなしでよい
なので「立ち上げ時に最も電力を消費」する。少しの間使わないからといってOFFにすると、また立ち上げ時に膨大な電力を消費することになる。一般的には「1時間程度の外出」であればつけっぱなしの方が節電になるらしい。
★メンテナンス
フィルター
市販のクリーナーで掃除
フィルター掃除により4〜6%の節電になると言われている。エアコンのカバーを開け、誇りを取ること。「フィルタークリーナー」という専用の洗浄スプレーがドラックストアなどで手軽に購入でき、それを利用すると良い。
頑固な汚れはプロにお任せ
何年も掃除しておらず自力での掃除だけでは不安がある場合には2万円程度でプロのエアコンクリーニングに依頼することもできる。
室外機
室外機にホコリがたまっていると運転効率が下がる。定期的にホコリチェックをすること。
また、夏には室外機に日除けをしておくとよい。直射日光が当たると室外機自体が熱くなり、放熱ができなくなるためだ。
買い替えは慎重に
節電効果がどこまであるか
お使いのエアコンが20年以上前の型であれば、思い切って考えてみても良いだろう。
ただし、それ以降のものであれば、単に光熱費を理由に買い換えるほど節電効果があるとは言えないようだ。
2000年以前のものなら買い替えても良さそう
エアコンの消エネ効果が劇的に高まったのが1995年から1998年頃。主にコンプレッサーや冷媒、モーターなど技術が大きく進展したことによる。それ以降、消エネ技術は年々高まってはいるものの、大きな技術革新はない。2007年製と2017年製で消費電力を比較してみると、その差は約5%程度にとどまるそうだ。
★クールシェア・ウォームシェアという発想
冷暖房をシェアするという発想
エアコンを1人1台で稼働させるという発想から抜け出し、「なるべく複数人でシェア」するという発想だ。
公共施設やデパートを利用
具体的には、美術館や図書館といった公共施設やデパートやショッピングモールなどの商業施設、こういった共有スペースで過ごすことで家庭の電力消費を抑える。各自治体でもこうした取り組みを後押ししており、スタンプラリーなどを開催して暑さを楽しもうという試みもある。
今回は「光熱費」に絞って節約のことを紹介したけど、どうだった?
簡単に節約できそうなものが結構あるね。これなら忙しい人でもできるかもしれない!
皆さんも明日からチャレンジしてみてはいかが?