「5Gって何?4Gと何が違うの?」と聞かれて何となく答えるための要点まとめ
今日は5Gについて話すわね。
最近騒がれてるけど、そもそも何って話。
そもそも5Gとは?開始時期は?
そもそも5Gの「G」ってなんだか知ってる?Gって言うのは「ジェネレーション」の略。つまり5Gっていうのは「第5世代」っていう意味ね。
1980年代 1G アナログ方式 音声・電話
1990年代 2G デジタル方式 音声・メール
2000年代 3G 音声・データ通信・静止画
2010年代 4G 大容量データ通信・動画
2020年代 5G ???????????
世代技術革新はだいたい10年おきなのね。今回もそのスパンで新しい世代が登場したわ。世界に先立って米国と韓国では2019年春から開始。中国でも2019年11月に開始しているわ。
日本国内でいうと、docomoが2019年9月からプレサービス開始している。softbankも7月にFUJI ROCK FESTIVAL'19でプレサービスをやってるわね。日本でのサービス開始は来年の春頃だと言われているわ。
5Gの3つの特徴
①高速大容量通信:どれくらいの速さかというと、今ままで1Gbpsだったのが20Gbpsになる。例えば2時間の映画が3秒でダウンロードできるらしいわ。
②低遅延:これ日本語難しいわね。止まったりカクカクしたりしないってこと。単位でいうと10ms→1ms になる。1MS(ミリ秒)は1000分の1秒なんだってさ。ほとんどタイムラグがないらしいわよ。
③多数同時接続:これはもう読んで字のごとくね。これまでのように人が多くて繋がらないってことがなくなるわ。5Gになることで1平方キロメートルあたり100万台の機器を同時接続できるようになる。
※「高速大容量通信」についてもう少し深く知りたい方はこちらも参照してください。
※「低遅延の仕組み」についてもう少し深く知りたい方はこちらも参照してください。
5G 動画編 速度 ダウンロード
まずは動画。さっきも言った通り、今まで5分かかっていた2時間の映画が3秒でダウンロードできるようになってリッチコンテンツが手軽に見れるようになるわ。あとは超高画質4K・8Kなどの映像が普通に見れるようになる。
5G VR/ARどうなる編 ライブ スポーツ 医療 会議
次にVR・ARね。ライブ、スポーツの見方は大きく変わるっぽいわ。
低遅延、多数同時接続ができるようになるから、例えばスタジアムで野球観戦しながらマルチアングルで自在に別アングルから観戦することができるようになったり、ライブ会場で好きなメンバーだけをアングル固定して楽しむっていうある意味恐ろしいことも可能になりそう。
自宅にいながらVRでライブ・スポーツ観戦を楽しむことも出来るようになるかもね。あとは今スカイプでやってるような会議はAR会議に出来るかもしれないね。
5G 自動車どうなる編 無人車
5Gの目玉の一つが自動車よ。
今までもテスラみたいに車がインターネットに常時接続しているものはあった。でもこれからの自動車はイメージ的には「スマホに乗る」感じらしいわ。
2020年代のどこかでは完全な自動無人運転が可能になると言われているんだけど、それと5Gの技術が組み合わさると、スマホ操作一つで無人の車が迎えに来たりすることも可能になると言われているわよ。
今後「車を買わなくなる時代」もあり得るんじゃないかしら。現に、トヨタ自動車は自動車メーカーをやめることを公言しているし。
車を呼び出す際にあらかじめ最終的な到着地点と時刻を入力しておくと、電車から何からの全ての交通手段の時間を逆算して車が迎えにくるみたいな、そんな未来もあり得るみたいよ。
他にも、道路を走る全ての車がデータ通信し合うことができれば車間コミュニケーションを図りあって無事故運転が実現するかもしれない、とか。救急車とかが近づいてきたら近く走ってる全ての車が自動で道をあける、とか。そういう未来も可能かもしれないわ。
5G 医療どうなる編 手術 介護
次は医療の分野。高速大容量通信と低遅延により遠隔手術が可能になると言われているわ。例えばブラジルにいる名医が日本人患者のOPEをVRを使いながら遠隔で行うとかね。タイムラグが発生しなくなるからこそ可能になる技術よ。世界中の名医に手術を依頼することができるようになるかもしれない。
あとは遠隔介護も進むと言われていて、そもそも医師の病院勤務がなくなる時代がくるかもしれないわ。患者も病院に行く必要がなくなったりね。
5G その他どうなる編 無人店舗 IoT
amazonGOって知ってる?レジの店員がいないのよ。入る時にスマホをかざして欲しい商品を持って出るだけよ。そういったシステムが今後一般的になると言われてるわ。
あとは「タッチレス認証」も研究されたりして、今後何も持たずに顔認証だけで買い物ができる時代が来るかもしれないわね。
あと話さなきゃいけないのがIoT(アイオーティー)ね。
「Internet Of Things」の略で、多数同時接続によって身の回りのあらゆるモノがインターネットに接続する時代が実現するわ。全てがネット管理できることになる。そうなればGPS機能で自分が自宅近くまで帰ってきたら勝手にエアコンが付いてお風呂のスイッチを入れて洗濯機回り始めたりとかが可能になるかもしれない。
5G 課題・懸念編 プライバシー
課題についても調べたわ。
まずはプライバシー問題ね。IoT化が進んで全ての家電がインターネット化されたりってなると、大量の個人情報があらゆるモノにくっついていることになるから、それだけしっかりとしたセキュリティ対策がないといけなくなるでしょうね。
サイバー攻撃も懸念されているわ。無人車もハッキングされたら十分テロ兵器になりえるし。
あと5Gの高額なインフラコストがそもそもの懸念材料ね。需要がある地域にインフラが集中するから、首都圏と地方とでサービスの地域格差が起こることは予想されるわ。全国一律で5Gが使えるようになるにはある程度時間がかかることが予想出来るわ。
6G 未来編 中国 アメリカ
ここまで5Gの話をしてきたけど。
世界は既に6Gを見みてるって知ってた?
すでに米国と中国の6G覇権争いが始まっているの。
トランプ大統領は「5Gだけでなく6Gもできる限りすぐ米国に欲しい」ってツイートしてるし、中国に至っては今年11月に6Gの研究を公式に開始したって発表してるわ。10年後の覇権争いのゴングは鳴っているのよ。
まとめ
5Gにより様々なことが実現されうるということはお判りいただけた?
きっともっと予想しなかったようなとんでもないサービスがいっぱい出てくると思うわ。それくらい5Gってのは大きく揺さぶるものなの。