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〜「理想の老後」はいまから基礎づくり〜

家庭でできる地震対策〜寝室から玄関まで〜

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いざって時の地震対策。まとめてみたわ!

寝室の地震対策4選

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 寝室は1日の1/3近くを過ごす場所。地震発生時、最もいる可能性が高い場所だ。

人間にとって就寝中が最も無防備な状態であり、日頃の備えがあるかないかで生死を大きく分けることがある。

1.なるべく家具を置かない

これが基本である。家具は地震時恐ろしい「凶器」になる。

家具の固定など行うことができるが、そもそも「置かない」という選択が最も安全だろう。

阪神淡路大震災の死者の半数が家屋の倒壊と倒れた家具による窒息死・圧死だったという。

2.入口はしっかりスペースを確保しておく

入口の近くに家具を置いてしまい地震で閉じ込めらるというケースが多くある。避難の妨げになるようなものは絶対に置かないこと。 

3.ベッド周りの再点検

窓ガラス

可能なら離れる

地震でガラスが割れ怪我をする恐れがある。出来るだけ窓のそばでは寝ないこと。

窓の近くにベットなど止むを得ず置いている場合には、最低限、就寝時必ずカーテンを閉めておくこと。

飛散対策

窓ガラスが割れても飛び散らないように「飛散防止フィルム」を張っておくと効果的。

洋服タンス

可能なら離れる

まずはタンスの正面にベッド・布団を置かないこと。タンスは地震の際正面に倒れてくるため。最悪でも側面に向けて寝床を配置すること。

タンス収納

タンスの中身については、なるべく重いものを下の段に、軽いものを上の段に収納するように。

引き出しにはキャビネットロックなどを設置しておくと飛び出し防止になる。

タンス固定

二段式のタンスの場合には上下をしっかりと専用の金具で固定し、その後タンス本体を壁や天井に固定する。

タンスのように大きな家具は必ず「複数種類で2ヶ所以上の固定」をすること。

4.枕元に準備しておきたいもの

真夜中の地震

熊本地震の本震は午前1時25分。

深夜暗がりの中を歩くのは非常に困難であり、割れたガラス、破損した家具などで頭を負傷したり足をガラスで切って負傷するケースが多々あったという。

日頃から枕元に準備

「 履物」と「灯り」を枕元に準備すること。履物は靴底が上になるようにおき、ガラス破片が入らないようにしておくこと。

 

キッチンの地震対策4選

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割れ物、火元、重いモノ。キッチンは地震の際まさに危険地帯と化す。日頃の備えを万全にする必要がある。

1.コンロ

上部の棚などに燃えやすいものをおかない。落ちて火災の原因になる。

2.冷蔵庫

大型のものは重量が100キロ近くなるものもあり大変危険。しっかりと固定すること。背面にベルトを取り付ける部分がある。冷蔵庫用転倒防止ベルトを設置すること。脚のキャスターはしっかりとロックをかけておく。

3.食器棚

 観音開きの扉には開閉防止対策を。扉がガラスであれば飛散防止シートを張る。

食器の下には移動防止のシートを敷いておくと良い。収納は重いものを下の方に、軽いものを上の方に収納するようにする。

4.消火器

コンロからの出火を想定しキッチンのそばに消化器を置いておくこと。

 

玄関という場所

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玄関は絶好の避難場所

構造的に頑丈で転倒落下物のリスクが少なく、かつ閉じ込められない場所が理想。

そのような観点でみて、多くの家屋では「玄関」が最も安全な「避難場所」と言われる。玄関は外へ避難しやすく、閉鎖されにくい空間だ。

避難経路の確認

避難場所(玄関)までの動線は「避難経路」という認識を日頃から持ち、避難の妨げになるようなものを日頃から置かないよう心がけること。「階段」「廊下」は十分なスペースを確保しておく。

日頃から確認

普段から地震の備えとして家族それぞれの靴を1足ずつ出しておくとよい。玄関の出入り口に植木鉢や自転車などの動線の妨げになるようなものは置かないようにしておくこと。

 

その他の地震対策

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照明器具

天井直付タイプが安全

シャンデリア型やペンダント型の天井からぶら下げるタイプの照明器具は地震の際危険なので、 天井に直で取り付けるタイプの照明に変えておくこと。

カバーがあると安全

直付けタイプのものでも、電球がそのまま出ているようなタイプの場合、地震で落下してくる恐れもあるので、カバー付きの照明器具がベスト。

テレビ

テレビは必ずテレビ台や壁、床に固定しておくこと。地震発生時、テレビは倒れたり、滑ってきたり、飛んでくることもある、危険物である。

 

地震が発生した時の行動(自宅編)

まずは身を守ること

揺れが収まるまで自分の身を守ること。

近くに丈夫なテーブルなどがあれば下にもぐって、なければクッションや布団をかぶって頭を守りながら、揺れが収まるのを待つこと。

キッチンにいる場合

キッチンにいる場合には要注意。原則的には、コンロの火を素早く消すことになっているが、揺れが激しい場合にはかえって火傷などの危険性が高まるため、まずはキッチンから離れることを第一に考えること。

揺れが収まったらやること5選

火の確認

揺れが大きい場合にはガスは自動的に止まっている。万一火災が発生下場合には消化器を使って初期消火を行う。消化器がない場合にはバケツで水をかける。

油火災の場合

バケツで水をかけてしまうとかえって火災を大きくしてしまうため、シーツやバスタオルなど大きい布を水で濡らした後しぼり、火元に完全に覆うようにしてかける。炎と空気を遮断して火を消し止める。

靴を履いて怪我防止
暖房器具などのコンセントを抜いて火元の始末
玄関を開けて避難経路の確保
ガスの元栓・ブレーカーOFFの確認