胃もたれの原因と明日からできる5つの予防策
あたしも最近胃がちょっとね・・・。予防対策とりあえずまとめてみたわ。
胃ってどんな臓器?
空腹時はしぼんでいる
胃は私たちが食べた食べ物が一次的に蓄えられるための臓器だ。空腹の時にはペチャンコになってしぼんでいる。
膨らめば最大2リットル?!
胃の形は平仮名の「し」が逆になったような形をしている。食べ物が送られてくると、胃は大きく膨らんで、大人であれば1.5〜2リットル程度まで溜め込むことができるらしい。
胃もたれって何?なぜ起きる?
私たちがよく言う胃もたれは、食事や食事の合間の時間に、胃が重く感じる状態のこと。胃の運動や消化機能が低下することで起きる。
食べ過ぎ
胃の役割
口から入った食べのものは胃に、胃は一定時間、大体2〜4時間かけて食べたものをドロドロのお粥状にしてから、それを少しずつ小腸に送る。
消化に時間がかかると
食べ物を食べすぎたり、消化しずらい油っぽいものばかり食べていると、胃が消化するのに時間がかかるようになり、胃への負担が大きくなり、胃もたれの症状が起こりやすくなる。
飲み過ぎ
アルコールの飲み過ぎ
アルコールを飲みすぎると、胃を守ってくれる粘膜の働きが悪くなってしまう。場合によっては腹痛や嘔吐、吐血など症状が現れてくる。
アセトアルデヒドという毒素
また、体内に入ったアルコールが代謝しきれずにいると、アセトアルデヒドという毒素によって二日酔い症状が現れ、ここでも胃もたれが起きる。
ストレス
自律神経の乱れ
過剰なストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れる。
そうすると、胃の働きが乱れ、普段行っている食べ物を消化して、小腸に送る働きが低下して胃もたれが起きる。
緊張状態が胃酸を過剰に
また、極度の緊張状態が起きると、胃が痙攣を起こし血液の流れが悪くなって胃粘液が作られるのが阻害される。
さらに悪いことには、緊張状態は胃酸の分泌を活発にすると言われているため、胃の状態が極めて悪くなる可能性があるということ。
加齢
加齢による機能低下
加齢によって胃の働きは低下していく。胃の働きが低下すれば当然胃の消化に時間がかかり、胃もたれが起こりやすくなる。
血流も低下する
また、胃の血流も加齢によって低下していくので、粘膜を保護する働きが低下し、胃に不調が起こりやすくなる。
胃もたれを放っておいたらどうなる?
胃粘膜が剥がれる
胃の粘膜の働きが悪くなってくると、胃を覆っているはずの粘膜が剥がれてしまう。
そうなると胃酸が直接胃に接してしまい、胃の出血やただれといった症状が起こってくる。
放置すれば胃に穴が開くことも
このような「急性胃炎」の症状は、数日安静にして胃に良い生活を心がけていれば回復するが、さらに放置すると、胃炎は慢性化していく。
さらに状態が悪くなると、「胃・十二指腸潰瘍」という症状になる。潰瘍とは、先ほどのただれよりもさらに深くまで炎症を引き起こしてしまった状態のことで、最悪、「穿孔」といって、胃に穴が開いてしまうケースもある。
胃もたれどうしたら治せる?
本来は胃粘膜が胃全体を覆っていて色々な刺激から守ってくれているが、食べ過ぎ、飲み過ぎで胃もたれ症状が起きたのであれば、胃の粘膜が傷ついている恐れがある。
胃はストレスに弱い臓器だ。ストレスを溜め込まないように、普段から意識してストレスを発散し、規則正しい生活を心がけることが大切だ。
胃もたれを予防するために
★1 規則正しい生活
1日3食決まった時間にご飯を食べ、暴飲暴食をしないこと。
★2 食べ物にも気を使う
消化に良いものを選んで食べること。肉類や油ぶんの多い食事を取りすぎないよう心がけ、食べ方にも注意する。
よく噛んで食べることは満腹感を感じるとともに、胃への負担を少なくすることにもつながる。
★3 日頃から飲酒量は適量に
食事の前に少量のお酒を飲むのは良いとされている。「食前酒」がそれであって、胃酸の分泌を促進して食欲も増進される。
ただし、前述した通り、飲みすぎると百害あって一利なし。適量を心がけること。
★4 ストレスを溜めない
ストレスがない人はいまほとんどいないだろう。
しかし、日々のストレスと上手に付き合っていくかどうかで胃への負担は随分と変わってくる。
ストレスを発散する方法を自分なりに見つけて実践していくことだ。
★5 よく寝る
睡眠不足になると自律神経が乱れ、胃が正常に働かなくなる。睡眠不足は胃酸の過剰分泌の要因にもなる。
寝ることはストレスの解消にもつながるので、日頃から決まった時間に就寝する習慣を身につけましょう。
暴飲暴食は何となく胃に悪いことは知っていたけど、ストレスがここまで胃に悪いなんて知らなかったわ。自律神経を正すことが胃にも大切だっていうことも学ぶことができたらわ。飼い主と同じく胃もたれに悩む方の参考になれば幸いよ。